男性の「出会いがない」理由:外的要因編|職場の出会いの減少・経済面の不安・同世代の独身の減少を数字で見る
「職場には既婚者ばかり」「友人からの紹介もなくなった」。男性が出会いがないと感じる時、その理由の多くは、本人の魅力とは別の、まわりの環境の変化にあります。この記事では、男性の出会いを減らしている外的要因を、国の調査の数字で3つに分けて整理し、それぞれに合う出会い方と、今日からできる小さな一歩をまとめます。数字は傾向を示すもので、一人ひとりの結果を決めるものではないです。
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この記事のまとめ
- 新しく結婚した夫婦のうち「職場や仕事で」知り合った人は、28.2%から21.4%に減っている
- 経済面の不安は男性で高めに出るが、相手に求める条件の上位は男女とも「価値観」「落ち着ける」
- 年代が上がるほど、まわりの同世代に独身の人が少なくなる
- 職場や紹介に代わる「経路」を足すことが、外的要因へのいちばん直接的な手
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- 男性の「出会いがない」を数字で見る
- 外的要因①職場・友人経由の出会いの減少
- 外的要因②経済面の不安、③同世代の独身の減少
- 男性の外的要因に合う出会い方と、小さな一歩

男性の「出会いがない」を数字で見る
内閣府の調査(2021年度)では、「配偶者、恋人はいない(未婚)」と答えた男性は、20代で約7割、30代で35.5%、40代で28.4%、50代で26.7%でした(内閣府男女共同参画局, 2022)。国立社会保障・人口問題研究所の調査では、18〜34歳の未婚男性の72.2%が、交際相手(友人・恋人・婚約者)をもっていませんでした(国立社会保障・人口問題研究所, 2023)。出会いがないと感じている男性は、決して少数派ではないです。
外的要因①:職場や友人を通じた出会いが減った
出生動向基本調査では、2018年7月〜2021年6月に結婚した初婚どうしの夫婦のうち、「職場や仕事で」知り合った人は21.4%で、前回調査の28.2%から減りました。今の恋人と知り合ったきっかけでも、「友人や兄弟姉妹を通じて」と「職場や仕事の関係で」がそれぞれ5ポイントほど減っています(国立社会保障・人口問題研究所, 2023)。
| 出会いの経路 | 変化 |
|---|---|
| 職場や仕事で(新しく結婚した夫婦) | 28.2% → 21.4% |
| ネットで(新しく結婚した夫婦) | 13.6%(2018年7月〜2021年6月の結婚) |
| 恋人と「ネットで」知り合った未婚者 | 男性11.9%・女性17.9% |
(出典:国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」2021年調査)
職場や友人の紹介という昔ながらの経路が細くなった分、ネットなど新しい経路が増えています。恋人がいる未婚者でネットで知り合った割合は、男性が女性より低く、男性にとっては「まだ使っていない経路」が残っているとも読めます。
外的要因②:経済面の不安が、踏み出しを重くする
一年以内に結婚するとした場合の障害として「結婚資金」を挙げた未婚者は、男性47.5%、女性43.0%でした(国立社会保障・人口問題研究所, 2023)。内閣府の調査でも、積極的に結婚したいと思わない理由に「結婚生活を送る経済力がない・仕事が不安定だから」を挙げた男性は、20〜30代で36.0%、40〜60代で40.9%と、40〜60代では女性(31.4%)より高くなっています(内閣府男女共同参画局, 2022)。
一方で、同じ調査で独身の男女が結婚相手に求めることの上位は、男女とも「価値観が近い」「一緒にいて落ち着ける・気を遣わない」「一緒にいて楽しい」で、5〜7割でした。「満足いく経済力・年収」を挙げた20〜30代の独身女性は32.6%です(内閣府男女共同参画局, 2022)。結婚相談所のIBJの2025年版成婚白書でも、成婚した男性の年収は500万円台(20.4%)と600万円台(18.2%)で約4割を占め、800万円を超えると成婚率は横ばいでした(IBJ, 2026)。収入だけで出会いが決まるわけではないことが分かります。
外的要因③:年代が上がると、同世代の独身が少なくなる
こども家庭庁の有識者会議の取りまとめでは、初婚どうしの結婚で、29歳までに男性の約6割、30代前半までに約8割が結婚していると整理されています。「適当な相手にめぐりあわない」の具体的な中身としても、「身近に、自分と同世代の未婚者が少ない(いない)」が最も多く挙げられています(こども家庭庁, 2025)。
30代後半からは、職場や友人の中に独身の人が少なくなり、待っているだけでは出会いが生まれにくくなります。これは個人の問題ではなく、年代による環境の変化です。出会いと結婚の統計でも全体の流れを解説しています。
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男性の外的要因に合う出会い方
外的要因へのいちばん直接的な手は、職場や紹介に代わる経路を足すことです。代表的な方法を、男性の立場から比べました(料金は2026年10月時点・税込・公式サイトの表示をもとにした目安)。
| 方法 | この状況でのメリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 結婚相談所 | 結婚を考えている独身の人とだけ出会える。年代や地域を指定して探せる | 1年の総額は約27万〜68万円(naco-do・ツヴァイ・IBJメンバーズの例) |
| マッチングアプリ | 月額で始められ、仕事の合間に相手を探せる | 男性は有料が多く、1か月3,800〜4,900円前後。独身かどうかは自己申告が中心 |
| 併用 | アプリで出会いの数を増やし、相談所で結婚に向けて進められる | 時間とお金の配分を先に決める |
IBJの2024年版成婚白書では、男性は自分から申し込む数が女性の約2倍で、申し込みを受ける数は女性の約3分の1でした(IBJ, 2025)。結婚相談所でもアプリでも、男性は「自分から申し込む」ことが出会いの入口になりやすいと言えます。料金の比べ方は結婚相談所の料金の見方、アプリとの違いは結婚相談所とマッチングアプリの違いで解説しています。
マッチングアプリは18歳未満の方は利用できません(出会い系サイト規制法)。
今日からできる小さな一歩
- この1年で、新しく知り合った独身の人が何人いたかを書き出す(0人なら、経路を足す時期の目安)
- 使ってみたい方法を1つ選び、料金と本人確認の仕組みを公式サイトで確かめる
- 結婚相談所が気になったら、資料を取り寄せて、1年の総額を早見表の式で計算してみる
自分の側の理由(交際経験や自信)が気になる方は、男性の内的要因編もあわせて読んでみましょう。全体の見取り図は出会いがないのはなぜ?にまとめています。
出会いを探す中で、会ったことのない相手から投資やお金の話が出たら、詐欺を疑いましょう。困った時は「#9110」(警察相談専用電話)か「188」(消費者ホットライン)に相談しましょう。
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最終確認日:2026年10月3日
参考にした資料
- 国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査 報告書 第Ⅰ部 独身者調査の結果」(PDF)
- 国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査 報告書 第Ⅱ部 夫婦調査の結果」(PDF)
- 内閣府男女共同参画局「令和4年版 男女共同参画白書」特集 第2節 結婚と家族を取り巻く状況
- 内閣府男女共同参画局「令和3年度 人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査」第2章 調査結果(PDF)
- こども家庭庁 ライフデザインに関するワーキンググループ「議論のまとめ(最終報告)案」(2025年1月21日、PDF)
- IBJ「成婚白書 2024年度版」(PDF)
- IBJ結婚みらい研究所「2025年 成婚白書」男性の年収と成婚率の分析(2026年4月30日)